2018.11.22 高力ボルトの納期長期化について

 

案内文 高力ボルトの納期長期化について [PDF]

関係者 各位

高力ボルトの納期長期化について

平素は、当組合の事業活動におきまして格別のご高配を賜り、深く感謝申し上げます。

皆様方もすでに御承知のこととは思いますが、最近の高力ボルトの需給動向について、過去に例を見ないほど逼迫し、納期は長期化しております。この状況は、工事工期に非常に大きな影響を及ぼしており、来年以降についての見通しも未だ立たないことから、状況及び、対応について下記の通りご説明させて頂きます。

皆様方におかれましては、現状についてご理解いただき、高力ボルトの発注については早めの情報提供と、納期調整へのご理解、また、工事発注については納期が長期化していることを踏まえ、設計及び工期設定をお願いしたく、ご理解、ご協力を賜りますようお願い致します。

納期長期化の背景について

1. 高力ボルトについては供給出来るメーカーに限りがあること
2. 素材となる特殊鋼棒線・線材について、自動車・建機・産機など世界的に需要が旺盛であり、母材供給増の対応は難しいこと
3. 東京オリンピック関連及び首都圏の再開発等の建設鉄骨需要が高位にて推移していること
4. 図面遅れ、人手不足、溶接からボルト締めへと近年の社会問題

納期について

1. 普通高力ボルト      5~8ヵ月(通常1~3ヵ月)
2. 防錆処理高力ボルト    6~10ヵ月(通常2~5ヵ月)
3. 耐候性高力ボルト     6~13ヵ月(通常1~4ヶ月)
4. 溶融亜鉛めっき高力ボルト 5~10ヵ月(通常1~3ヵ月)